チケバケ、e-schoolキックオフ・ミーティングに参加!
本日より、チケット取引サイト「チケットバケット」の運営会社Kouvasによるブログを開設いたしました。
チケット業界の話、スタートアップ界隈の話などなどお伝えできればと思います。
このエントリーでは、私たちのサービス「チケットバケット」や、チケットバケットをご支援いただいているe-schoolについて紹介します!
「チケットバケット」とは?
ネットダフ屋問題とファンの怒り
プロ野球や音楽ライブなどのチケットは、ファンクラブ先行から始まり、チケットぴあなどでの一般発売などが行われます。この段階でチケットが入手できなければ、チケットキャンプやYahoo! オークション等で取引をすることになります。
チケットキャンプやYahoo! オークションでは、人気チケットの価格が高騰し、ファンではない「ネットダフ屋」と呼ばれる人たちがチケットを買い占め、高値で売るという状況が発生しています。
定価以下取引限定のチケット取引サービス「チケットバケット」
そこで、私たちは定価以下に限定したチケット取引サービス「チケットバケット」を考えました。
しかし、定価以下で出品したい人などいるのでしょうか?
ジャイアンツファンの方へのヒアリングを行ってみると、ジャイアンツを「高値で売りたい」というよりも、「何度も球場に足を運びたい。せっかく取れたチケットを譲るときはとても悔しい!」という意見を多くもらいました。
「次も行きたい」というニーズに応えるために、チケットバケットでは定価で譲ってくれた出品者に「ファストパス」を付与します。
ファストパスを使うと、次回チケットバケットで欲しいチケットを見つけた際に優先的に購入することが出来ます。
具体的には、「ファストパス」を持ったユーザのみが「すぐに落札」することができ、それ以外のユーザは「落札申請」ボタンを押し、出品者にチケットに対する熱意をコメントという形で伝える必要があります。
Learning Entrepreneur's Lab「e-school」
この仕組みがうまく回るか検証するために、現在はLearning Entrepreneur's Labの「e-school」さんにご支援いただきながら事業を進めています。
「e-school」は、Learning Entrepreneur's Labから初期資金の出資やアドバイスを受けながら事業をブラッシュアップするプログラムです。3-4ヶ月後の資金調達を目指し、ビジネスモデルがうまく回りそうか仮説検証を繰り返します。
キックオフ
昨日、第2期生のキックオフミーティングが大手町のグローバル・ビジネスハブ東京にて開かれました。
今期のe-schoolには、私たちの他に早稲田大学からSharing Excitement、名古屋大学からHarmony Forが参加しています。
今回は各チームの事業内容を説明し、今後の仮説検証の方向性を説明します。チケットバケットは、「ファストパス」のために本来高く売れるチケットを定価で出品してくれるのか否かが大きな検証課題です。
チケット取引サイトやその他ECサイトでは、「商品(チケバケの場合はチケット)がなければ人が集まらない」、「人が集まらなければ出品もされず商品が無い」という鶏と卵問題が発生します。
チケットバケットの検証では、まず商品であるチケット自体は自分たちで出品し、落札してくださった方に「ファストパスのために次回出品してくれるか否か」尋ねるという方法で検証を進めていきます。
今後も検証過程をこのブログにシェアしていきます(^^)